【對馬悠介】の生い立ちや吐露した“コンプレックスと嫉妬”小田急女子殺傷事件

社会問題

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どうも、なんだって情報局の南田かんだです!

今回は2021年8月、走行中の小田急線車内で次々と乗客を切りつけた。

逃げ場のない電車内で無差別に乗客を狙ったという對馬悠介被告(37)の

犯行の動機や犯行に至るまでの、被告のそれまでの人生観や経て来た

体験、そこで被告は何を感じて、どんな決断をしたのか?

そして、犯行後、逮捕された被告對馬悠介は反省をしたのか?

被害に遭われた女性の証言やその後の生活にどんな影響を感じて

おられるのか?

などを、お伝えします。

事件の概要

對馬悠介被告が起こした小田急線刺傷事件は、2021年8月6日に小田急電鉄

小田原線車内で発生しました。

20時30分頃、小田急線成城学園前駅と祖師ヶ谷大蔵駅間の快速急行の

車内で、對馬悠介被告が牛刀を振り回し、乗客を負傷させました。

被害者は20代〜50代の男女10人で、刺傷されたのは女性3人、男性1人でした。

刺傷した4人以外は、逃げる際に転倒したことによる負傷だということです。

被害者の中でも20歳の女子大生については、逆手で持った牛刀で胸を

2回刺され、逃げようとする背中も刺されて、牛刀の柄が折れて使用が

出来なくなるまで切りつけられました

 

その後、サラダ油を電車の床に撒いて、ライターで着火させようと

しましたが失敗しています。

對馬悠介被告は緊急停車後に下車して、現場から一度逃走をしますが、

同じ日の22時頃、杉並区のファミリーマートに入店し、犯人であることを

自供しています。

店員の通報によって駆けつけた警察官によって、對馬被告は殺人未遂容疑で

逮捕されました。

逃げ場のない電車内で無差別に乗客を狙った手口は、映画の悪役「ジョーカー」

に仮装した男による京王線刺傷事件にも影響を与えました。

對馬悠介がターゲットにしたのは、いわゆる勝ち組の女性でした。

なぜ對馬悠介被告は“女性”を狙ったのか?

法廷では對馬悠介被告自身のコンプレックスや”ゆがんだ嫉妬”がどのように

形作られて来たのか?

さらに怒りの矛先がどのようにして“女性”に向けられていったのか?

その過程が赤裸々に語られました。

 

 

對馬悠介「僕だけ貧乏くじ」「屈辱的」

對馬悠介被告の転落の発端は「万引き」でした。

無職であった対馬被告は、事件の3か月前から「週に3〜4回、1日あたり

5〜6回の万引き」を繰り返していたといいます。

事件当日、コンビニなど複数の店舗で万引きした後、JR新宿駅近くの

食料品店でベーコンとオリーブを万引きしようとしたところ、従業員に

見つかってしまいました。

女性従業員から全店舗出禁と言われた。タブレット端末でカシャカシャ

写真を撮られた。屈辱的でした。

TBSテレビニュース参照

警察署で取り調べを受けた後、住居の確認のためパトカーで自宅に

送られた對馬被告は途中の車内で眠りそうになると、警察官から「なにし

てるんだよ、反省しているのかよ」と言われました。

夕方、家で缶ビール3本を飲み、警察官や従業員の言動を思い返すうちに、

だんだんと怒りが頂点に達してきました。

最初は警察官の殺害を考えたが「難しい」と断念。

次に従業員の殺害を考えるも、閉店時間が迫り「間に合わない」と断念。

そこで思いついたのが、以前から夢想していた電車内の無差別殺人計画へと

「切り替えた」のです。

恐怖の小田急線快速電車

2021年8月6日の夜、小田急線の登戸~祖師ヶ谷大蔵駅間を走る快速電車内

で事件は起きました。

對馬悠介被告(37)は、女子大学生の胸や背中を包丁で刺すなど乗客3人への

殺人未遂罪などに問われています。

2023年6月に東京地裁で始まった裁判で、事件の発端が明らかにされています。

犯行時の小田急線車内 乗客撮影

 

僕だけが不幸で、割りを食っている、貧乏くじを引いたみたいな。それが歪んで世の中への憎しみへと変わっていった。

大学中退しアルバイト転々「世の中が灰色に見えた」

TBSテレビニュース参照

小さな頃から弟2人の面倒をみるなど「真面目で優しい性格だった」。

中央大学理工学部に進学し、この頃から気分の浮き沈みが激しくなった。

サークルの合宿で、全裸で川に飛び込むなどして、友人から薬物を摂取して

いるのではないかと疑われたこともあった。

(精神鑑定した医師の証言)

 

對馬悠介の幼少期の生い立ちについて

 

對馬悠介被告の出身地は青森県五所川原市です。

幼い頃に母方の実家・世田谷区に移り住んで母方の実家で暮らしていた

ということは、父親が不在で母子家庭で育った可能性が高いです。

青森県の五所川原市というのどかな暮らしから、一転、東京都の世田谷区

で生活を始めたという環境の変化が幼い頃にあったということです。

五所川原市(ごしょがわら-し)は、人口:5万3965人、

青森県西部、岩木川中流右岸を占める市です。

津軽平野の中央部にあり、稲作が盛んで、市浦の十三湖では、シジミが

特産品として知られています。

「対馬容疑者を知っている人はみんな口を揃えてードメーカーだったとか、

明るくて活発な子だったと言っています。

3歳下の弟がいたのですが、一緒に下校したり遊んだり、面倒をよく見て

いたと言います。悪い印象は全くありません。

對馬悠介被告は小学校のサッカー部に所属していたんですけど、ここの

関係者はいま大騒ぎしています。

『まさかあいつが』とみんな思っているでしょうね。

そういえば、對馬被告が5年生の頃、このクラブに所属していた子に対して

『俺をキレさせたらやばいよ』と言ったことがあったようですが・・・。

よくある子供の会話と思えばそれまでですが、今思えばちょっと気になる

発言ではあります。

對馬悠介被告は、明るくて活発で面倒見が良い少年だったんですね。

 

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対馬祐介被告の人生のターニングポイント

対馬被告は「研究に行き詰まり、ほっぽった」。「研究室に行かなくなった

のが人生のターニングポイントでした。」と語っています。

2009年に大学を中退後、倉庫やコンビニなどのアルバイトを転々とし、

「物のように扱われている」と感じることもあったと言います。

事件をおこした2021年2月、パン工場で「蒸しパンの下のシートを

ひたすらセッティングする」夜勤バイトをしていたが「心がすり切れた、

限界だ」と退職をします。

そして、その年3月から月10万5000円の生活保護費を受給し、生活を

するようになりました。

あらゆる人が幸せそうに見えた。僕だけが薄皮一枚隔てている感じ、

世の中が灰色に見えた。

TBSテレビニュース参照

(そう状態とうつ状態を繰り返す)双極性障害が犯行に影響を与えた」と主張。

一方、精神鑑定を行った医師は「双極性障害と犯行との因果関係は認められない。

未熟なパーソナリティーによって感情が爆発し、自暴自棄になった可能性がある」

と証言した。

弁護側の主張

 

対馬祐介被告が若い女性を狙った動機?

「女性から軽くあしらわれ、“勝ち組”の女性を殺したいと考えた」という

対馬被告の、犯行の動機について、検察側はこう指摘しています。

女性を憎むようになったきっかけとして、対馬被告は「デートの途中で

帰られたことや、自分との時間を他のスケジュールの繋ぎにされた」

などの女性から受けた苦い経験をあげています。

検察官のなぜ若い女性を狙ったの問いには、

「おじさんを刺して捕まっても、つまらないなぁ」と。

「つまらぬものを斬ってしまった」というセリフ。そういうニュアンスです。

 

女性の方が価値が高い?

対馬被告の感じていたことは、デートでは男性が女性におごるべき。

クラブに行くと女性のほうが値段が安い。マッチングアプリで女性は無料。

こうした経験を積み重ね「若い女性は優遇されている」との思いが強まった

と言います。

町を歩くとコンプレックスが刺激されて怒りに変わり、怒りのやり場を

何処に向けるか?となって、結局価値が高い女性たちに矛先が向いた

という事です。

対馬被告がコンプレックスに成っているものは

「無価値な人間だなと。お金もなく、みっともない。」

「正直そういう女性と付き合いたかったが、僕は不可能で相手にされない。

恨むことで苦しみを解消しようとした。」と証言しています。

 

対馬祐介被告「この人でいっか」

対馬悠介被告のターゲットは「幸せそうなカップルや綺麗なちょっと

むかつく感じの女性」を選びました。

しかし、実際に電車に乗り込むと、計画通りにはいきません。

刺したい人はいなかった。時間がなく、近くにピンクの服の人がいて若い

女性だったので「まぁ、この人でいっか」と。

 

最初に刺されたのは音楽が好きな大学生。女性・Aさん(当時20)

でした。左腕に今も後遺症が残っています。

趣味のベースを弾くと違和感があり「やるせない気持ちになる」と言います。

私は家族や友人に恵まれて幸せです。 私は選んで幸せになったわけではなく、

犯人も選んで不幸になったわけではないと思う。

恨むべきは犯人本人というより、 そうさせた社会構造にあるのかもしれません。

しかし犯人のしたことは絶対に許されることではありません。

 

Aさんの供述調書

 

背後から切りつけられた女性・Bさん(当時52)は、事件以後は電車に

乗ること、見ることにも恐怖を感じ、バスでの移動を余儀なくされている

といいます。

日常生活のすべてが変わりました。私の人生を返してほしい。

被害者・Bさんの証言(弁護士代読)

対馬祐介被告の懲役は何年?

検察側が懲役20年を求刑するなか、判決は7月14日に言い渡されました。

東京都世田谷区などを走行中の小田急線車内で2021年8月、乗客3人を

刺して殺害しようとしたとして、殺人未遂罪などに問われた対馬悠介被告

(37)の裁判員裁判で、東京地裁は14日、懲役19年(求刑・懲役20年)

の判決を言い渡した。

そして事件の約3か月後には、京王線の車内でこの事件を参考にしたとされる

刺傷事件が起き、鉄道の安全対策に影響を与えた。

悪の連鎖反応でよく似た事件が起きるのも世間ではよくある事ですが、

対馬祐介被告が犯罪に陥って行く前にもっと人生を建設的に考える知人

や友人などがいなかったのか?

本当は救われる道は幾らでもあるのにそこに行けなかった対馬祐介被告

の不運が残念で仕方がないですね。

対馬祐介プロフィール

  • 名 前:對馬悠介(つしま ゆうすけ)
  • 生年月日:1985年または1984年
  • 年齢:36歳(2021年8月逮捕当時)
  • 住所:神奈川県川崎市
  • 職業:自称・派遣社員

 

 

最後まで読んでいただき有難う御座います。

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